彼と、別れた
5月中旬。彼と別れて早1ヶ月。
私は、毎日同じことしか繰り返さない作業員のような仕事に飽き飽きしていた。
「こんな仕事3年でやめてやる。」
そんなことを考えながら業務に取り組む毎日。
「仕事もプライベートも充実」
そんな理想的な日常とは程遠い人生を送っていた。
とある日
彼は今どうしているんだろう
ふと気になってインスタをチェックした。
私のように、彼がいなくて空虚な日々を送っていたらいい
そして私が必要だと再認識してくれていたらいいのに
そんな期待もあったのかもしれない。
でも違った。
インスタには女の子とのツーショットが載っていた。
しかもペアルック。
頭に巨大な岩を落とされたようだった。
呼吸の仕方を忘れ、手が痺れた。
「彼女」と記載されていないし、
誰に話を聞いたわけでもないが直感でわかった。
「こいつこの子が好きなんだ。」
そこからの私の日々はかなり悲惨。
バーで出会った人、出会い系で知り合った人、
片っ端から男性を落として楽しんでいた。
どんな形でもいいから、誰かに必要とされたかった。
そんなことでしか自分の価値を認められなかったのだ。